CSデジタル放送

CSデジタル放送とは、通信衛星を用いたデジタル伝送方式の放送である。現在主力となっている専門チャンネルの放送形式であり、衛星の位置・種類ごとにいくつかのプラットフォームに分かれている。

基本的に規格上はBSデジタルなどに近い仕組みなので、信号切り替えによるステレオ二ヶ国語(デュアルステレオ)放送などアナログ放送では不可能なものも提供可能になっている。

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東経110度CSデジタル放送

使用衛星:東経110度(N-SAT-110:SUPERBIRD D,JCSAT-110)

東経110度CS放送に用いられる通信衛星は、放送衛星と同じ方角に打ち上げられており、BSデジタル放送との共用アンテナが市販されている。BS専用アンテナでも一部または全てのCSが受信できる場合もある。 2002年に放送を開始、伝送方式は日本方式(ISDB-S)を採用している。

当初はスカイパーフェクTV!2(CS2ネットワーク)、プラット・ワン(CS1ネットワーク)、epという3つのプラットフォームがあり、受像機のリモコン等もCS1とCS2の切り替えがあった。 2004年3月に合併によりスカイパーフェクTV!2とプラット・ワンが集約されてスカイパーフェクTV!110(現・スカパー!e2)となり、epは2004年9月に休止した。 2004年11月からWOWOWデジタルプラスが放送を開始し、そのWOWOWデジタルプラスをプラットフォームにepが無料チャンネルとして再開したが、WOWOWデジタルプラスは2006年に終了、ep(現・SCサテライト放送)は独立チャンネルとして放送を開始した。

現在、一部のチャンネルでハイビジョン放送が行われている。

基幹放送局提供事業者は、統合再編を繰り返したスカパーJSAT。衛星の所有者でもある。

BSデジタル放送とともに制度上、2009年2月以降に「特別衛星放送」、2011年6月以降は「衛星基幹放送」として位置付けられている。

物理チャンネル(東経110度CSデジタル放送)

各物理チャンネルへの割り当ては以下の通り。東経110度CSデジタル放送における放送局等の詳細は各プラットフォーム(スカパー!e2、プラット・ワン、ep、WOWOWデジタルプラス)も参照。

括弧内は割り当てスロット数。

時期 ND2 ND4 ND6 ND8 ND10 ND12 ND14 ND16 ND18 ND20 ND22 ND24
放送開始時 スペーステリア(24)
日本BS放送(12)
日本メディアーク(12)
MCE→SPET(36)
シーエス九州→インターローカルメディア(12)
シーエス映画放送(24)
ハリウッドムービーズ(24)
イーピー放送(36)
メガポート放送(12)
CS-WOWOW(48) シーエス・ワンテン(48) アクティブ・スポーツ・ブロードキャスティング(48) 阪急電鉄(12)
シーエス・ナウ(12)
インタラクティーヴィ(24)
インタラクティーヴィ(48) サテライト・サービス(48) C-TBS(48) CS日本(48)
2004年5月14日以降 MCE(24)
日本BS放送(12)
日本メディアーク(12)
イーピー放送(24)
CS-WOWOW(12)
メガポート放送(12)
MCE→SPET(48)
2005年10月1日以降 イーピー放送(24)
CS-WOWOW(12)
未使用(12)
2007年1月1日以降 イーピー放送→SCサテライト放送(24)
未使用(24)
2007年4月1日以降 MCE→SPET(48) 阪急電鉄→宝塚クリエイティブアーツ(12)
MCE→SPET(12)
インタラクティーヴィ(24)
2010年4月1日以降 SCサテライト放送(24)
キッズステーション(24)
C-TBS(42)
未使用(6)
2011年10月1日以降 SPET(42)
未使用(6)
シーエス映画放送(24)
ハリウッドムービーズ(18)
未使用(6)
アクティブ・スポーツ・ブロードキャスティング(34)
未使用(14)
宝塚クリエイティブアーツ(12)
SPET(6)
インタラクティーヴィ(24)
未使用(6)
サテライト・サービス(42)
未使用(6)
2012年3月以降 SPET(24)
未使用(24)
SPET(30)
インターローカルメディア(12)
未使用(6)
シーエス映画放送(19.2)
ハリウッドムービーズ(18)
未使用(10.8)
アクティブ・スポーツ・ブロードキャスティング(14)
未使用(34)
C-TBS(36)
未使用(12)
2012年7月以降 未使用(48) SPET(36)
インターローカルメディア(12)
サテライト・サービス(14)
アクティブ・スポーツ・ブロードキャスティング(14)
シーエス映画放送(19.2)
未使用(0.8)
未使用(48) 宝塚クリエイティブアーツ(12)
ハリウッドムービーズ(12)
インタラクティーヴィ(24)
サテライト・サービス(28)
SPET(20)
C-TBS(42)
ハリウッドムービーズ(6)

※MCE=マルチチャンネルエンターテイメント、SPET=スカパー・エンターテイメント

  • 2004年5月14日 - スカパー!2とプラット・ワンの統合、ep蓄積型サービス・BAZ(インタラクティーヴィ)の終了等による空き帯域を再割り当て。
  • 2005年9月30日、2006年12月31日 - WOWOWデジタルプラスの委託放送事業者(メガポート放送、CS-WOWOW)の放送終了。
  • 2007年4月1日 - MCEが日本メディアーク、シーエス・ナウと合併。これに先立ち、MCEは日本BS放送のCS放送事業を吸収分割により承継している。
  • 2010年4月1日 - キッズステーションがC-TBSから旧メガポート放送・CS-WOWOWが使用していた空き帯域に移行。
  • 2011年10月1日 - 4社6チャンネルがBSデジタル放送に移行。
  • 2012年3月 - 4社5チャンネルがBSデジタル放送に移行予定。
  • 2012年7月以降 - BSデジタル放送およびキッズステーション移行に伴い返上した空き帯域(2中継器分)を整理。生じた空き帯域は再割当てを行う予定。

受信設備

  • 2053MHzとCS-IF信号の伝送帯域が従来のBS放送より広いため、(特に共聴受信設備では)アンテナ・ケーブル・分配器・分岐器・ブースター・コネクター・壁面直列ユニット(アンテナコンセント)などの全てがこの伝送帯域に対応していることが必要である。従来のBSアナログ用パラボラアンテナおよびフラットアンテナでは、全てのチャンネルを受信出来ない場合がある。
  • 110度CSチューナー非搭載のビデオデッキやDVDレコーダーと接続する場合、内蔵の分配器・分岐器が110度CS伝送帯域非対応であることがあり、アンテナケーブルはそれらの機器を経由せず、伝送帯域に対応した分配器を用いて110度CS受信機器に接続しないと、受信できないことがある。これに対し、110度CSチューナーを内蔵したDVDやビデオレコーダーは、110度CS伝送帯域対応の分配器・分岐器を内蔵しているので、外部分配器を別に用意する必要はない。
    • 各対応機器の標準的な対応伝送帯域は「2150MHz対応」である。このほか2600MHzや2655MHz対応の物も存在する。これは将来、放送に使用される可能性の有る左旋回偏波放送をも、共同受信設備で受信するための仕様である。2011年10月現在、具体的な放送開始の計画はない。
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